ごきげんいかが?
今回は個性的なパリのマンション……団地? を紹介するわ。70年代初期に建てられ、オーガニックな建築の先駆けと言われた不思議な建物なのよ。その名も「Les Choux deCréteil」つまり、Creteil(地名)にあるLes Chou(キャベツ)。

設計したのは、1930年にパリで生まれた建築家Gérard Granval。詩人としても知られる彼は、第二次世界大戦後のフランス建築界の重要人物。今回紹介するキャベツを見てると、彼の詩も読みたくなっちゃうわよ。

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このせり出したバルコニーが、
なんともキャベツな雰囲気。




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「住んでみたい!」って思った方もいるんじゃない? なかなかに魅力的よね。公共住宅のくせに、すっかりデザイナーズ・マンションな顔しているもの。心奪われちゃっても仕方がないわ。

このキャベツさんは、15階建ての建物が10棟建てられました。特徴的なこのバルコニーは、住民のプライバシーを守りつつ、植物を楽しめるようにってことでこの形になったそうです。

コレを設計したグランバルさんは「植物を吊り下げてほしーなー」って思ってたらしいんだけど、それは関係者に却下されたんですって。だって落ちたら危ないものねぇ。

現在は……閉鎖されてるって情報と、国がランドマークとして認定したって情報があり、どれが本当かよくわからないのよ(ごめんね)。このマンションの情報を拾ったサイトさんに貼ってあるグーグルマップをじっくり観察すると、どう見ても違う建物が立ってるのよねぇ……建て替えられて、新しい住居として生まれ変わったのかもしれません。

参考
gerard-grandval
les-choux-de-creteil
designyoutrust.com


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via. designyoutrust.com


70年代のデザインって、
結構無茶してて大好きだわぁ。
ビバ・ラ・力技!

ってことで
いつも応援ありがとう。
またねー!