お疲れ様です。
ついに来月ブラジルで開催されるワールドカップ・サッカー。
開催地のブラジルは、
お祭り騒ぎで大盛り上がりなのよねー!
って思っていたら、そうでもないらしいの。
現地時間の27日にも1000人以上の人々がデモを決行。
警察が鎮圧の為に催涙弾を用いるほどだったらしいのね。
ブラジルでは、今回の世界的イベントを良く思わない人も結構いるらしいのよ。
その理由は・・・




 

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「ご飯がほしい。サッカーボールじゃなくて・・・」
あまりに開きすぎた格差と、
貧困に苦しめられている人がたくさんいるらしいのよ。




 
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ブラジルでは、2013年6月から継続している抗議運動があって、
「2013年ブラジル抗議運動」と呼ばれているらしいの、
(参考資料 2013年ブラジル抗議運動 ウィキペディア
その他には、お酢の小瓶を持っていたデモ参加者が逮捕されたことから、
「酢の運動」「サラダの乱」等々・・・
この運度は2012年8月、バスの運賃の値上げがきっかけで始まったの。
日本に住んでいると、
「バスの運賃が値上げでデモ?」
って感じてしまうけれど、
ブラジルの貧困層にとっては、この値上げは大問題。
生活が立ち行かない人達が出てきちゃうものね。
でもでも、この「バスの運賃の値上」というのは、本当に発端でしかなく、
人々が抱える政府へのいろいろな不満が爆発して、
抗議運動につながったらしいの。

支配階級による政策は、
貧困層が求める生活を実現できてなかったんですって。

高い税金、物価の上昇、低い雇用、不十分な福祉。
そんな問題を抱えているはずなのに、W杯開催決定→巨額の会場建設費。
教育費などが低く抑えられちゃっているのに、
70億レアル(約3150億円、45円換算)も会場の建設に使われちゃって、
その上、完成するにはもっとお金がかかるらしいの。




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そんな状況ですもの、W杯をよく思わない人がいても不思議じゃないわよね。
ハフィントン・ポスト によると、
現地時間27日に起きたデモでは、

「会場の建築のお陰で不動産が高騰、低所得者が家を失っている!」

と、主張する人々が、
W杯の会場であるスタジアムへ向けてデモ行進したんですって。


今回紹介するデモの画像が、
そのときのものかははっきりしないんだけれど、
Acid Cowで紹介されていた、今のブラジルを伝える画像なの。
華やかなW杯のイメージとはかけ離れた画像を見てみてね。







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・・・かなり激しい衝突よねぇ。
市民たちはデモに参加するだけではなく、
色々なストリートアートでもW杯へ対する思いを形にしているわ。
見ていると切なくなるようなものが多いんだけど、
ぜひ見てみてね。






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画像 Acid Cow

サッカーも楽しいけれど、
まずはご飯を食べてお腹をいっぱいにしてからじゃないと、
その楽しさを感じることは難しいわよねぇ。
こういう記事を書く度に思うけれど、
みんながもっと幸せになればいいなぁって思うわ。
みんながみんな、プライベートジェットに乗るとか、
みんなブランドバッグを持つとか、
そういう物質的な幸せじゃなくて、

病気になれば治療が受けられて、教育を受けることができて、
あたたかいご飯を食べることができて、
夜、殺人やレイプに恐れることなく眠ることができれば、
十分幸せだと思うのよ。

いつの日か、ブラジルの困っているみなさんが、
笑顔でサッカーを楽しめるようになれるといいわよね。

ってことで、
いつも応援ありがとう。
またねーん!