ごきげんいかが?
火曜の夜のお約束、廃墟礼賛よ。
今回は、かつて遠くまで人を運び、夢中にさせ、
人々の生活を劇的に変化させた「乗り物」たち。
今では捨てられ、風にさらされ、
静かに「朽ちるとき」を待っているかのようなのよ。



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この車は、どんな夢を運んだのかしらね。




 
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車やバイク、船に飛行機。
時間をかけずに遠くまで行くために人類は努力を重ね続け、
地球をぐるぐるするだけではなく、
宇宙の星まで辿り着いたわよね。
早く、遠くまで、この空を、この海を行く。
その情熱は実を結び、
世界はどんどん小さくなっているといわれているわ。





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人々が乗り物に夢中になるのは、
ただ単純に遠くまで行けるから・・・
だけではないと思うの。

それは、
自らの身体が持つ力を超えたパワーを手に入れる!
という、ものすっごく強力な誘惑だと思うのよ。

自分の足で走るよりも早く走れ、
どんなに強い風を受けても海を進み、
翼がないのに、空を舞うことができる。

手を伸ばしても届かなかった誰もが欲しがる力を、
乗り物という魔法の杖を使い手に入れる。
その快楽は、沢山の人々を魅了し続けているわよね。





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でも、その魔法の杖もいつかは錆びて、朽ちていく。
全てのものに寿命があるように、
いつかはその役目を終える時が来る。

かつて人々のワクワクと願いと、
時には涙を乗せて走り続けた乗り物たちは、
放棄され、捨てられ、風の音を聞くだけになっているわ。

世界中に点在する放棄された乗り物たちは、
錆びて、朽ちるその時が来るのを静かに待っている。
自然に飲み込まれながら、静かにそこに存在し続けている。







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via. tapiture.com


車輪。
全てはここから始まったのよね。

ってことで、
今回は、ご意見をいただいて、
文章を画像の間に点在させてみました。
最近リトトリ改造計画推進中で、
アタシの文章が増えてますが・・・

大丈夫?画像の邪魔になってない?

みなさまのご感想をいただけたら、
うれしいわぁ。
いつも応援ありがとう。
またね!